東京駅で“魔法の歴史”に浸る |
Harry Potter : A HISTORY OF MAGIC |
ハリー・ポッターと魔法の歴史 展
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現代ファンタジー文学として、20 年以上にわたって世界的人気を誇る 「ハリー・ポッター」 シリーズ。 本展では、大英図書館が所蔵する貴重な書籍や資料を中心に、「ハリー・ポッター」 の世界の底流にある言い伝えや魔法の歴史をひもときながら、
原作者 J.K. ローリングの直筆原稿やスケッチもあわせて紹介します。 ハリーが学んだホグワーツ魔法魔術学校の科目に沿って、「魔法薬学」「錬金術」「天文学」など 10 章で構成し、世界各国に古くから伝わる魔法や呪文、占い、科学が発達していなかった時代に人々が信じていた魔法や魔術の記録を展示します。
本展は、大英図書館が 2017 年に企画・開催した展覧会 “Harry Potter: A History of Magic” の国際巡回展です。 大英図書館の所蔵品による大規模な巡回展は日本初であり、その充実したコレクションの一端をご覧いただく絶好の機会です。 |
会期: 2021 12/18 〔土〕 → 2022 3/27 〔日〕 展覧会は終了しました。 休館日: 月曜日 12/29(水)~1/1(土、祝)、1/11(火) ※ただし、 1/10(月、祝)、3/21(月、祝)は開館 開館時間:10:00~18:00 ※金・土曜日は 20:00 まで ※入館は閉室30分前まで 会場:東京ステーションギャラリー (東京駅丸の内北口 改札前) 主催:東京ステーションギャラリー [公益財団法人東日本鉄道文化財団] 、大英図書館、読売新聞社 |
'2021 12_17 「ハリー・ポッターと魔法の歴史」 展覧会の概要説明会 & プレス内覧会の会場内風景です。 |
「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展 |
錬金術、薬草学、呪文、天文学、占い |
「本展の見どころ」 ―プレスリリース 2021. 12. 17、 「ハリー・ポッターと魔法の歴史」 カタログよりの抜粋文章です― |
「本展の見どころ」 |
展覧会の構成は、ハリーが学んだホグワーツ魔法魔術学校の科目に沿って第 1 章~第 10 章まで全 10 章です。 |
・第 1 章 旅 The Journey ・第 2 章 魔法薬学 Potions ・第 3 章 錬金術 Alchemy ・第 4 章 薬草学 Herboligy ・第 5 章 呪文学 Charms ・第 6 章 天文学 Astronomy ・第 7 章 占い学 Divination ・第 8 章 闇の魔術に対する防衛術 Defence Against the Dark Art ・第 9 章 魔法生物飼育学 Care of Magical Creatures ・第 10 章 過去、現在、未来 Past, Present, Future |
「本展の見どころ」 ―全 10 章のうち第 1 、2、5、7、8、9 、10 章を内覧会風景の画像などでご紹介します。― |
'2021 12_17 「ハリー・ポッターと魔法の歴史」 展覧会の概要説明 & プレス内覧会の作品の一部をご紹介します。 |
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【 第 1 章 旅 The Journey】 |
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1990 年 6 月、出発が遅れたマンチェスター発ロンドン行きの列車の中で、J.K. ローリングにあるアイデアが浮かびました。 それは、くしゃくしゃの黒髪の、眼鏡をかけた、額に稲妻形の傷跡があるハリー・ポッターという魔法使いの少年が登場する物語でした。 彼女はのその後 5 年以上かけて、シリーズ全 7 巻の構想を立てていくのですが、その多くは紙の切れ端に手書きで書いた大量のメモの山でした。 第 1 巻の 『ハリー・ポッターと賢者の石』 は、1997 年、ブルームズベリー社から出版されることとなりました。 初刷はわずか 500 部でしたが、これは新人作家による児童文学書としてはごく当たり前の部数でした。 しかし、本書は瞬く間に子どもから大人まで広く人気を博し、J.K. ローリングの人生を一変させ、そして、児童文学の出版史を永久に塗り替えたのです。 |
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・No.1 ジム・ケイ 《ハリー・ポッターの肖像のスケッチ》 ブルームズベリー社蔵 |
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・No.1 《ハリー・ポッターの肖像のスケッチ》 「ジム・ケイによる肖像画は、無邪気さともろさを併せ持っているように見える男の子を生き生きと描いていますが、感情に満ちた大きな目は、内面に隠れた人格の深みを物語っています。 ハリー・ポッターには、自分の知らないことがまだまだたくさん隠れている、と思わせられます…」 ジヨアナ・ノーレッジ(キュレーター) |
'2021 12_17 「ハリー・ポッターと魔法の歴史」 展覧会の概要説明 & プレス内覧会の作品の一部をご紹介します。 |
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【第 7 章 占い学 Divination】 |
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占いとは、未来を予測するための技術です。 数千年の間、様々な方法が試行錯誤されてきました。 占い師たちは、時に馬鹿にされたり、ペテン師と非難されたりすることもありました。 周囲から理解されることが難しいこの仕事に従事する彼らの多くは、儀式や専門的な道具を用いています。 水晶玉、手相、タロット、そして茶葉占いなどは、現在でも比較的よく知られた手法です。 「ハリー・ポッター」 の世界では、占いは 「魔法の中でも一番不正確な分野の 1 つ」 という 1 つの予言が、物語に不可欠な重要性をもたらすのです。 |
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・No.72 「黒い水晶玉 (ムーン・クリスタル)」 20 世紀 魔術・魔法博物館蔵 |
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・No.72 「黒い水晶玉(ムーン・クリスタル)」 この黒い水晶玉を所有していたのは、20 世紀にペイントンに住んでいた。 「スメリー・ネリー」
(「スメリー」 は 「臭い」 という意味) と呼ばれる魔女で、強い香りを好んでいました。 この黒い水晶玉はムーン・クリスタルと言い、月の反射が読めるように、夜使うものでした。 |
'2021 12_17 「ハリー・ポッターと魔法の歴史」 の展覧会の概要説明会 & プレス内覧会の会場内風景です。 |
【第 10 章 過去、現在、未来 Past、 Present、 Future】 |
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「ハリー、私、たったいま思いついたことがあるの。 図書館に行かなくちゃ!」 |
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・No.135 J.K. ローリング 「『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士軍団』の構想」 J.K. ローリング蔵 |
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・No.135 J.K. ローリング 「『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士軍団』の構想」 これは第 5 巻 『不死鳥の騎士団』 の構想を書いたものです。
これを見ると、物語の後半の筋が複雑なっていること、そして筋が注意深く絡み合わせて、複雑な筋の構成案であることが分かります。 |
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J.K. ローリングについて J.K. ローリングの著作 『ハリー・ポッター』 シリーズは、空前のベストセラーであり、多数の受賞歴を誇ります。 世界中のファンに愛されるこのシリーズは、80 言語に翻訳されて
5 億部以上を売り上げ、全 8 作品の映画シリーズも大ヒットしました。 ローリングは児童文学への貢献を認められ、数々の賞や勲章を授与されています。 |
お問合せ:050-5542-8600(ハローダイヤル) |
参考資料:Press Release 2021. 12. 17、「ハリー・ポッターと魔法の歴史」 カタログ、チラシ他。 |
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